先輩と私と彼と。


「ちょっと桐原!」

肩を揺すってやると、しばらくして目を覚ました。


「ん……、あれ!?」

大きな声をあげる桐原に、クラスのみんなが笑う。


先生はため息をついて、

「教室の後ろに立ってろ」
と言った。


私もみんなと同様に、くすっと笑う。





桐原は顔は良いのにお笑いキャラというか。

ノリが良いのでみんなから人気はあるけれど…

彼女が出来ても長続きしなかったりで。

いわゆる残念なイケメン。



彼とは中学から一緒だったけど、昔からずっとそんな感じだ。



ちなみにバスケ部のレギュラーで、柚希と仲が良い。
< 5 / 13 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop