甘い恋 〔完〕
涼也side


夜遅く…もう、12時になるころ、

俺の携帯がなった。


俺は、電話の相手を見て、

胸がドクンとなった。


美輝・・・


出ないわけにいかない・・・

【もしもし?美輝・・・?】

【りょッ,,,ヒックやぁ?】

【恐い…恐いよ…助けてぇ】

悲鳴にも近い声が聞こえた。

【どうした?ないてんのか?
今どこだよ…?

近くに何がある?】

俺は凄く取り乱していた。


【どこか、、、わかんなっぃ・・・
ちっかくっに・・・
なにがあるか分かんない…

けっど・・・人の気配もなくって・・・
小さな街灯がある・・・】


【今から行くから、待ってろ】
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