甘い恋 〔完〕

どうしよう

どうしよう、この、アタシのお腹に宿った

子供。


誰かも分からない、そんな人との間に出来た

一つの命。

生まれてくる子供に罪はない・・・



どうしよう・・・どうしたらいいの・・・?

アタシの頭は予想以上にパニくっていて

「ねぇ、お母さん、アタシ、どうしたらいいの?
子供に罪はない。これは、生んだ方がいいの?
どうしたらいいの・・っ?」

アタシは、そう聞いた・・・


すると、お母さんは・・・・・・・・

「美輝が決めなさい。
お母さんは、まだ、若いけれど、
大切な命だと思う。
誰の子か、分からない子だけど、折角宿った・・・
美輝の子供、ちいさな命。
無駄にするはないと思う。
だけど、それは、美輝が決めなさい。
涼也君と、相談してもいいのよ・・・」



「ゆっくり考えなさい」
そういい、去って行った。



アタシは、涼也に相談する事を決めた。
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