甘い恋 〔完〕
本当に良かった。




美輝は俺の事多分、友達としか思ってない...


笑顔が戻ったのは良かったけど


恋愛感情を持たれてないってことが辛い。


その日の放課後、美輝と帰る約束をして


美輝を下駄箱で待ってた。


すると、知らない女が近づいてきた。


『川瀬君、私、ずっと川瀬君が好きでした。
付き合って下さい』って…


俺は勿論『ごめん、好きな子がいる』と答えた。


女の子は泣きながら去っていった。



するとそこへ、美輝が。





『涼也!!!
 今の告白!??
 すごいじゃん!!!
 アタシには無縁だよッ!!!
 涼也モテモテだね。
 ってか好きな子いるの?』
って!!!


笑顔で言ってきた。



そのとき、やっぱり、美輝は俺の事




友達としか思ってないって分かった。






グイッ
< 37 / 153 >

この作品をシェア

pagetop