甘い恋 〔完〕

「涼也と、カレカノになれて、凄く嬉しかった。

教室入って、優華がお似合いジャンって言った時に

なんで、涼也の事を好きな、優華が

お似合いって言うの・・・?

何企んでるの?

恐いよ・・・って思って、

それで、不安で不安で、

涙が出てきて、

涼也にこれ以上心配かけたくなくて、

先生に、嘘ついて教室抜け出した。

ゴメンね。うそついてゴメンね。

でもね、凄く不安だったんだ。

アタシみたいな不細工な女と、

超、カッコイイ、涼也が釣合う訳ないし、

いじめられるよね・・・。って思いで不安だった。


ごめんなさい。本当にゴメン。

アタシ、一回虐められて、

虐められる事が凄く怖くて怖くて、

だから、不安が凄く襲い掛かってきて。


本当に、ゴメン。

弱虫でゴメン。こんなアタシだけど、

アタシは本当に涼也が大好きで。


大好きで大好きで

仕方なくて、涼也の隣にいる資格ないけど、

隣にいさせて下さい」



こう、話した。
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