変態教師と私。【完】
私は怒りを堪え、スーパーへ向かう事にした。

お昼ご飯の材料も買わないといけないのに。

ーーブーッブーッ

すると、デニムのポケットで携帯が震えた。

見慣れない番号。



「…はい?」



出たのが間違いだった。



『ココちん?おばさんわかる?
室井嶺々と竜也のママよ!』



まさかのおばさんで。



『ココちん元気?愛斗ママから私が伝える約束を忘れてたんだけど、今日から双子がお世話になるからよろしくね?大学が決まったら、それぞれ部屋を借りるみたいだから、それまでの繋ぎみたいで申し訳ないんだけどねー?』



断れない状況を、我が母親が作り出して居た。
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