変態教師と私。【完】
「何?!濱浦まで説教するつもり??」



「違う。お前が来たいなら来れば良い。でも、それで気が済むか?」



「どういう意味…」



「愛斗だって、そう良い気はしてない」



…あの兄貴が?

何も考えてないでしょ。



「よく顔を見ろ。顔色が少し悪い。疲れた表情してる」



「……」



言われてみれば、そうかも知れない。

愛玲菜を抱いてる時は、満面の笑みを見せるのに。

今日は何だか力弱い。



「お前が居ないと、兄貴まで家出して来るかもな。同棲じゃなく、同居だ」



「ど、“同棲”って…」



…言葉がヤらしい!

そう思うのって、私だけ?
< 110 / 294 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop