変態教師と私。【完】
■片思い卒業
├大喧嘩が勃発
「あー、も、遅刻ー!!」
翌朝、私が愛玲菜に蒸しパンを食べさせてると、嶺々が髪の毛がくしゃくしゃで、部屋を飛び出して来た。
「愛玲菜ちゃん、おはよう!
お姉ちゃん時間ないから、もう行くけど、待っててね?」
「……」
ニコニコと愛玲菜の頭を撫でる嶺々の手を叩きたい。
一つ一つの言動が、私の癪(しゃく)に触る。
…さっさと行け!
愛玲菜は私を見て、笑う。
この家での味方は、この子だけだね。
「可愛いヤツめ(笑)」
もう、ママになってあげたい。
気分はもう、ママだけど。(笑)