変態教師と私。【完】
洗濯物をたたむ手が荒い。

鼻息までも。



「晩飯」



「後でやる」



今はイライラしてるから、美味しいご飯を作る自信が全くない。



「俺がやる」



けど、私の雰囲気を察してか、兄貴は自分が作ると、キッチンへ行ってしまった。



「「ただいまー」」



そこへ双子が帰宅。

…さっさと出てけ!



「愛玲菜ちゃーんっ?」



「――寝てるから止めて」



愛玲菜に触れようとした嶺々を止め、タオルなどを片付ける。

不機嫌な私に気付かない嶺々は、着替えてすぐ、私に飛び付いて来た。
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