変態教師と私。【完】
「くっつくな――ッ!!」



嶺々を離し、ダイニングテーブルを拭く。



「心愛の担任、カッコいいね?
私、一目惚れしちゃったの!!」



「……」



…はああ゛!?

ふざけんなふざけんな!!

台拭きを持つ手を止め、下唇を噛み、怒りを堪える。



「私、濱浦先生と付き合いたいなぁ…!」



「…無理だから!あんたみたいなヤツが、濱浦と付き合うとか、絶対に無理っ!!」



「私なんかって何よ!!」



「あんたは人に見栄しか張れない女!自分よりお金がある私にまでも見栄張る馬鹿なんだよ!!」



こいつにジュースを奢って貰う必要なんてない。

文房具でも何でも。
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