変態教師と私。【完】
「んー…、着いた!」
「うぉ!うぉっ!」
晴天に恵まれた沖縄。
七分丈の服じゃ暑い。
興奮してる愛玲菜。
キャリーケースを引きながら、タクシー乗り場を目指す。
沖縄と言えど離島。
人が疎らで、地元ではあり得ない光景が少し寂しい。
<無事に着いたよ!>
愛玲菜との2ショット写メを添付して、兄貴と濱浦に送信。
<あぁ>
メールでも、兄貴は淡白。
かなり無愛想。
初めてのメールは、返信に困る。
まさか、メールまで短い返事。
文面では、愛想良くして欲しい。
気を取り直して、とりあえずマンションへ行こう。