変態教師と私。【完】
―愛斗 SIDE―



「愛斗?」



「……」



「愛斗、私の話ちゃんと聞いてる?」



…煩い。

目障り。

俺の視界に入んな。

―――愛玲菜が心愛と旅立ち、10時間。

退屈だ。

双子に飯を食わせる気分でもなく、コーヒーで空腹を凌ぐ。

…あぁ、早く帰って来ねぇかな。



「愛斗!どこ行くんだよ!」



玄関へ向かう俺に叫ぶ、空腹でイライラしてる竜也。

もちろん、シカトして家を出た。

携帯番号は知ってるけど面倒で、濱浦ん家にアポなし訪問する事にした。

どうせ、あいつも広い家に1人で居るだろうし。
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