変態教師と私。【完】
ソファーにも似た特注であろう椅子に座り、逸る気持ちを抑える為、2人の顔を思い出す。



「何かお飲み物でもお持ちしましょうか」



「…大丈夫です」



そんな会話をしてると、沖縄に到着。

景色を堪能する事なく、用意して貰った車でマンションを目指す。

濱浦に“着いた”とだけメールを送り、前へと進む。

空港からはわりと近く、道も空いてたお陰で速く行けた。

ーーピンポーンッ



「…はい」



「心愛」



呼び鈴を鳴らすと、心愛は警戒したように出て来た。

いつもは怖いものなしみたいな心愛が。
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