変態教師と私。【完】



「……」



16時50分、兄貴が愛玲菜とお昼寝してるうちに家を出た。

まさか来るっは思わなかったけど、愛玲菜を1人にしなくて済む。

少し歩いた所にある小さなコンビニの前に停まる車。

濱浦の義弟、小鳥崎唯史ータダシー。



「答えは決まった?」



事の首謀者だ。

答えとは、濱浦と別れるかどうか。

どうやら、いくら医者2人の娘でも、住む世界の違う私とは付き合ったらダメらしい。

継母から逃げる為に家を出た濱浦でも、小鳥崎の看板を背負ってる男だから。

濱浦と、濱浦のお兄さん。

そしてこいつは、小鳥崎財閥を守る事が、生まれて来た意味だと言っていた。
< 148 / 294 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop