変態教師と私。【完】
├専属のシェフ
翌日、お昼は家庭科室で過ごす事にした。
兄貴と2人、いつも静な場所で、お弁当を食べるんだ。
兄貴特製で、重箱に入ってる。
今日は、ハンバーグがメインらしい。
「相変わらず美味い!」
「…そうか」
私をチラッとだけ見た兄貴は、箸を持ったまま、入り口を向いた。
次第に近付いて来る足音。
…察知してた?
「――お、容姿端麗な江上兄妹」
「ゲッ…;;」
来たのは、変態教師。
濱浦弘樹。
と、何故かシェフの格好した人。
…コスプレ?
コスプレが始まるの!?