変態教師と私。【完】
好きだから?

好きって言葉は、奥深い。



「…何してんの」



家に帰る途中、トモが現れた。

たった1人の親友なのに、簡単に敵となった。

環菜と同じ。



「心愛は…」



「何を言われても、許せない。私からはそれだけ」



トモと別れ、家に戻った。

兄貴はまだ寝ていて、この1時間の事はバレてないだろう。

ご飯を作りながら、金曜日にどう伝えるか考える。

2人を守らないといけない。

別れより、辛い事なんてない。

そう思ってるのに、お米を磨ぎながら、涙が溢れていた。




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