変態教師と私。【完】
□天国と地獄
├別れの金曜日
金曜日になってしまった。
どう濱浦に伝えるか決まってないけど、もうなるようになって貰うしかない。
「来たぞ」
兄貴が空港まで迎えに行った濱浦を連れて来た。
笑う事も出来ず、用意してた食事を出した。
私たちはもう済ませてた為、濱浦が食べ終わるのを待つ。
「何か、暗いな」
「まぁ」
兄貴にはまだ話してない。
話せるわけがなかった。
言葉にしたら、現実感が増しそうで嫌だった。
「ちょっと、話がある」
食べ終わった濱浦を連れ出し、マンションの前にある公園へと行った。