変態教師と私。【完】
「どうしたんだよ。愛斗と喧嘩したか?それとも俺と会えて嬉し――…」



「別れて」



ベンチに座り、笑顔で私を見てる濱浦に、ハッキリと告げた。

心苦しいけど、手段はこれだけなんだから。



「はぁ?意味、わかんねぇよ」



「そのままでしょ」



本当は、私が一番わからない。

好きなだけじゃダメなんて。



「わかるように言え」



「住む世界が違う。私なんかと濱浦が付き合ってたら、小鳥崎のブランド名に傷が付く」



「小鳥崎は関係ねぇだろ!!」



「関係あるっ!!」



…お願いだから、わかってよ…。
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