変態教師と私。【完】
「私はもう、濱浦と居れない。
何も望まない。捕まっても構わない。でも…、親と兄貴の気持ちを思うと、会わない方が良いし、あの人が罪を償わないなら…会わないように、離して欲しい…」



「……」



「…やっぱり、住む世界が…違ったんだね…っ…(笑)」



涙が出ようとも、笑った。

別れる事は、辛くないと言うかのように。

笑ってないと、立ち止まりそうで。

小さな幸せを見落とす自分へ戻りそうだった。



「学校については、しばらくゆっくりして、穣さんに連絡しとくから…」



愛玲菜のオムツ替えを言い訳にして、私はその場を離れた。
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