変態教師と私。【完】
「私さ、愛玲菜の母親代わりになろうと思ってる」
「あ?」
「穣さんに調べて貰ったら、兄貴は成績も出席日数も大丈夫らしいから、ちゃんと卒業して」
「……」
「私は辞めて働く。昼間は兄貴が居るしね」
「何で働く」
「それは…愛玲菜に買いたい物だってあるし?」
「…いらね。お前じゃなくて、親父たちに頼む」
兄貴はソファーから車椅子に移り、リビング横の和室へと移動した。
襖をきっちりと締め、「馬鹿も大概にしろ」と、最後に言って来た。
「は…?」
…“馬鹿”って…!
いつもいつも何なの!
「あ?」
「穣さんに調べて貰ったら、兄貴は成績も出席日数も大丈夫らしいから、ちゃんと卒業して」
「……」
「私は辞めて働く。昼間は兄貴が居るしね」
「何で働く」
「それは…愛玲菜に買いたい物だってあるし?」
「…いらね。お前じゃなくて、親父たちに頼む」
兄貴はソファーから車椅子に移り、リビング横の和室へと移動した。
襖をきっちりと締め、「馬鹿も大概にしろ」と、最後に言って来た。
「は…?」
…“馬鹿”って…!
いつもいつも何なの!