変態教師と私。【完】
地団駄を軽く踏み、ストレス発散の為に野菜を細かく切り出した。

キャベツ、ニンジン、玉ねぎ。

無駄に野菜をみじん切りしてると、携帯が鳴った。

電話の相手は穣さん。

どうせ、“辞めるな”って言うんだ。

でも、出ないと恐ろしいから出てしまう。

多分、教師よりストーカーに向いてる人。



「もしもし」



『今から駅前のマック来い。たまには奢るから』



でも、呼び出しだった。

てか、初めて奢ってくれるんだけど。

…はぁ。

気が重いけど、行くか。

私は財布と携帯だけを持ち、家を出た。
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