変態教師と私。【完】
「まだ勤務時間じゃないの?」



呑気にお店の前で煙草を吸ってた穣さん。

「中抜け」と、生徒には許さない事を言って店内へ。

テリヤキセットを奢ってくれた。

ドリンクもオレンジジュースと、勝手に決めて。

昼を十に過ぎたせいか、人は疎らで、窓際の席をゲット出来た。



「いただきます」



「あぁ。残さず食え」



穣さんはコーヒーのみ。



「最近、江上はどうだ?」



「兄貴なら普通に…不機嫌だね」



元気は元気なんだけど。

あの眉間のシワはなくならない。

どうして別れ話から、不機嫌になるのか謎。
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