変態教師と私。【完】
「トモも退学。濱浦先生も入ったばっかで、2学期いっぱいで退職して、お見合いするとか…俺の周りがおかしいんだよ」



「…そうですか」



あれから、トモとは連絡を取ってない。

兄貴とは時々メールしてるみたいだけど、私は何を話せば良いか、わからずに距離だけを生んで居た。

濱浦の退職とお見合いは…聞かなかった事にしよう。



「トモはやりたい事を見付けたみたいだし、応援したら?」



「何をやるんだよ」



「介護だって」



どう介護に惹かれたのかはわからないけど。

兄貴も深くは私に話さない。
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