変態教師と私。【完】
「またいつでも来てね」



「サンキュー」



トモと仲直り出来たのは、この自己中な兄貴のお陰。

ムカつくけど、本当に兄貴のお陰だ。



「愛玲菜、男と話したか?」



「うん?カンくん?」



冠ーカンー君は、愛玲菜の事が好きな男の子。

頬っぺたにちゅーされたと、愛玲菜が兄貴に報告した日から、気が気じゃないらしい。

取られたくないらしいけど、幼稚園に一緒に迎えに行った日は最悪だった。

冠君を見るや否や、鼻息を荒くしてて。

腕を掴んで押さえたら、6才にマジで脅しやがった。

私が謝って、また仲良くさせてるけど、目の敵にしてる。
< 190 / 294 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop