変態教師と私。【完】
「濱浦な?お前と、復縁を信じてた。なのに5年前…お前が振るから」



「……ん゛、ぐぅ……」


「やっと、誰に文句を言わせない位になったから、自分で迎えに来たって」



「…弘樹…弘樹ぃ…ッ…」



傷付いたのは、私より濱浦だったと、今になって気付いた。

…ごめんね、弘樹。

名前を好きにならせてあげたくて。

苦手を克服させてあげたかったのに、私は何にも出来なかった。

この5年間、本当にごめんね。

この月日の事、たくさんの愛情で返すよ。

ずっと、愛してたよ―――……。




< 196 / 294 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop