変態教師と私。【完】
真似なんて出来ない事。

私はリュックからペットボトルのお茶を出し、飲みながら煙草を取り出した。

吸って吸って飲んで。

その、繰り返し。

学校に着けば、兄貴と別れて教室へ。



「おはよーうっ」



「おっす」



親友、新実知崇ーニイノミトモタカー。

通称トモに挨拶をして、席に着いた。

クラスはというか。

この学校は、三つのグループに別れてる。

まず一組目は、他校で西川高校の“番長”とされてる兄貴の江上組。

暴走族の総長として、その名を知らしめてる、谷口ータニグチー組。

そして三組目が、この地域を纏める暴力団組長の息子が仕切る、神田ーコウダー組。

クラスメイトでも、派閥が別れてる為、私はトモとしか話さない。
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