変態教師と私。【完】
「愛斗、歩けるようになったんだな」



「あぁ。愛玲菜が散歩に付き合ってくれたお陰で」



「お父様やお母様にも、本当にすみませんでした」



「良いんですよ。幸せはありましたし、今日だって。ね?」



母親に引っ張られ、私は濱浦とやっとまともに目を合わせた。

変わってないようで、ヒゲを生やしてたり、全てがそのままではなかった。

時間が流れてたように。



「さぁ、座りましょうよ。
お兄様も、足に障りますわ」



「大丈夫ですよ。誰かに優しくして貰いたいが為の芝居ですから」



…“芝居”?

いつから!!
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