変態教師と私。【完】
「兄貴…」



「何だ」



「出てけ!私が今までして来た事が無駄だとわかって、祝福されて堪るか!!」



「こ、心愛!;;」



「あ゛?家では杖なしだっただろ。気付かないお前が馬鹿なんだよ!!」



「愛斗も止めろ!;;」



両親に押さえられながら睨み合う。

嘘を吐いててこの態度。

…あったま来たッ!!



「表、出ろよぉ゛!!」



「上等じゃねぇかっ!!」



私は振り袖にも関わらず、戦闘意欲が高ぶる。



「座れ――ッ」



しかし、濱浦の低い声で、喧嘩は中断。

私たちは大人しく、並んで座った。
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