変態教師と私。【完】
「何か一つを守ると、もう一つの何かを犠牲にしなきゃいけない。私が不器用だったのか、そういう運命だったのか、わかりません。だけど、また会えた。これが真実です。私が付けた傷は、私が癒します」



…支離滅裂。

上手く伝えれないのは、馬鹿なのか。

それとも、本当に不器用なのか。



「よく、わかるわ。私は、謝るしか出来ないのだけど…」



でも、伝わっててくれた。

一番にわかって欲しかった、お義母さんに。

湿っぽくなった室内。

父親の計らいで、空気が変わり、愛玲菜もニコニコと「ご飯!」と言ってる。
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