変態教師と私。【完】
私は濱浦の脇腹にアッパーを喰らわせ、部屋へ戻る事に。



「こ、心愛ッ!;;」



痛む脇腹を擦りながら追い掛けて来る濱浦。

立ち止まり、首だけを回して濱浦を見る。



「はぁ…ッ」



何度、泣いても、涙は枯れない。

夢のようなこの出来事が、嬉しくて。

不思議で。



「心愛?」



こんな時だけ、ふざけたりしないんだもん。



「弘樹…!」



濱浦の胸に飛び込んだ。

現実を確かめるように。



「大丈夫だ。これからはずっと、一緒に居れる」



濱浦の言葉が、何よりも嬉しい。




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