変態教師と私。【完】
□彼氏の願い

├親戚なんて嫌




食事を済ませた私たち。

お店の外で別れようとすると、兄貴が愛玲菜を抱きながら、濱浦のフェラーリに乗り込んだ。



「何してるわけ?」



「足が疲れた」



…全く。

足で味方を作るな!

私は窓から手を突っ込み、兄貴の額にデコピンをして、両親と歩いて帰る。

後ろをノロノロ運転でついて来るフェラーリ。

結局、乗る事になった。



「すまないね、弘樹君」



「気にしないで下さい。もう、家族になるんですから」



…ん?んん?

“もう、家族になるんですから”だぁぁ゛!?;;

まだプロポーズされてない!

結納もしてねぇよっ!!!!
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