変態教師と私。【完】
先に停車した濱浦が、冴都の車に近付く。

私も追い掛けると、助手席から女の子が降りて来た。



「お兄様ッ!?」



「やっぱり冴都と一緒だったのか、朱希ーアキー」



「兄妹?」



「止めてくれ」



「良いじゃないですか」



…話が全く見えませーん!

どんな関係なんですか!

首を傾げながら濱浦を見ると、冴都が私の肩を叩いた。



「教えてやる」



こいつが当事者ではなかった?

なのに何で、こんな偉そうに言って来るの?

知りたいから、口には出さないけど、もっと下手に出ても良いでしょうよ。
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