変態教師と私。【完】
├お墓参りと夢
「………あ……ここ……起きろよ!!」
「んー…?」
…寝てた…?
ボーッとする中、辺りを見渡すと、車は山林の駐車場。
サービスエリアじゃなかった。
「どこ…?」
「おいで」
濱浦に手を引かれながら、車から降りた。
手は繋いだまま、細くなった山道を進む。
車から降りたのは、道が補整されてないからだと気付く。
足場が悪いから、繋いでくれたのかな?
優しさもちゃんとあって、変態だけど、本当に良い人。
「ほら、あそこだ」
「凄い…!!」
森が拓け、陽射しがたくさん浴びれるようになった。
全面が芝生で、都会とは違う。