変態教師と私。【完】
├進入する変態
ーーブォンブォン…ッ
…煩い…っ!!!!
エンジンを吹かす爆音に目が覚めた。
冴都の姿が見えず、1人でノソノソとフェンス越しに下を覗く。
「何だぁ…?」
バイクが来てる様子もない。
ーーブォン…ッ
…あれだ!!
文句の一つでも言ってやろうと、非常階段で屋上から降り、駐車場へと行く。
赤いスポーツカー。
「――はあ゛ぁ!!?;;」
車を見て唖然。
…何で?
何でこんな学校にフェラーリがあるのッ!!
「…んあ?」
フェラーリから降りて来た男。
「お、心愛か!」
そいつを見て、顎が外れかけ。