変態教師と私。【完】
「よし、完璧!」



「今日は俺も、ついて行くからな!」



「仕事は?」



「在宅ワーク(笑)」



…それは、サボるって事?

それとも、元々が自宅で仕事してるって事?

よくわからないけど、今日は兄貴は車で行けそうだね。

私は母親の車のキーを鞄に入れ、愛玲菜に割烹着みたいな制服を着せて、帽子を被せた。



「じゃあ、行くから戸締まりよろしくね」



「いってら」



兄貴に違和感を感じながら、家を出る。

いつもなら、ハグや頭撫でたりするのに。

…気のせいかな?

体調…悪いんじゃ。
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