変態教師と私。【完】
愛玲菜は濱浦と後部座席に乗り込み、自分でジュニアシートに座って、シートベルトを締めた。

私はサングラスを掛け、朝の眩しい陽射しを避けながら、幼稚園へと向かう。



「運転、上手いんだな」



「そりゃあ、4年も経つしね」



幼稚園の駐車場はすぐにいっぱいになる為、私はコインパーキングに駐車して、数メートル歩く。

今日は、愛玲菜は濱浦と手を繋いで歩いてるけど。



「走っちゃダメだからねっ!!」



「ここママ、怒っちゃダメなんだよ?」



…何でさ!

さては兄貴、変な事を教えたな?
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