変態教師と私。【完】
├結婚への迷い
濱浦と駐車場で別れ、家に帰ると、兄貴が絨毯の上で寝ていた。
寝苦しそうに、額に脂汗を浮かべてる。
「…え?もう、何で言わなかったの!」
体が暑く、風邪を引いてるとわかる。
和室に布団を敷いて、兄貴を引き摺って布団へ寝かせた。
体温計で熱を計る間、氷枕を準備しながら父親にメールを送った。
風邪だとしても診て貰いたいし、なるべく早く帰って来て欲しい。
「頭、上げるよ」
氷枕を忍ばせ、体温計を抜く。
「38度9分…」
…高い。
湯冷めでもしたのかなぁ。
1人でお風呂に入る日は、ドライヤーしないし。