変態教師と私。【完】
幼稚園へと行くと、愛玲菜は職員室で寝て居た。
「ご迷惑お掛けしました」
「お大事にして下さいね」
先生たちに見送られながら、愛玲菜を抱き上げたまま、待たせてたタクシーに乗った。
車で来たら、愛玲菜を座席に寝かせないといけない。
こんな日は、重たくなったと云えど、抱っこしてあげたかった。
「マーマぁー…」
「よしよし…」
しんどそうに私を呼ぶ愛玲菜の体が熱い。
体調の異変に気付けなくて、ごめんね。
…愛玲菜、ごめん…。
朝もきっと、辛かったよね。