変態教師と私。【完】
何があるかわからない為、家にあったうどんや野菜。

薬も持って来たし、何とかなるかな?

住み込みであるシェフの人に門を開けて貰い、濱浦の家に入れた。

部屋に行けば、布団に顔まで埋めて寝てる濱浦。



「心愛…?」



額に触れると、兄貴と同様に脂汗をかき、息苦しそう。

目を覚ました濱浦は、額に乗せたままの私の手を握って来る。



「ごめんね…」



私はいつも、濱浦の気持ちに気付けない。

ダメな女…。



「私…ごめん……」



再び目を閉じた濱浦の手を両手で握り、謝り続けた。

どうしたら良いのか、自分でもわからないんだ。
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