変態教師と私。【完】
フロアに着き、鍵を開けて入ると、お客様用と出し、自分のスリッパを履いてリビングへと行く。

父親が干したであろう洗濯物を取り込み、出しっぱなしの掃除機をしまう。



「コーヒーで良いでしょ?」



「あぁ」



遠慮なしの濱浦に呆れつつ、コーヒーを淹れながら伝言板を見る。

父“患者さんが急変した為、帰宅時間は夜中だと思います。”
母“今日は当直です。夜ご飯は冷蔵庫に。ママが留守番の間よろしくお願いします。愛斗ーマナトー?心愛を頼んだわよ。”



「“愛斗”って誰だ」



「兄貴。てか、大人しく座ってたら?」



人ん家を彷徨くな!
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