変態教師と私。【完】
半ギレの私を他所に、濱浦は冷静に説明してくれた。

父親が見舞いと診察を兼ねて来た時、愛玲菜と私を離さないで、結婚する方法を考えたらしい。

別居という案を兄貴が出したらしいけど、それは勿論の事、即却下。

そして、同居となったらしい。

更にマンションは狭いからと売る事にして、そのお金と濱浦のお金で建て直しするとなり。

ついでと言っては何だけど、どうせならと両親の預金と退職金で機材やらを購入して、開業する事になったらしい。



「そんな事して、生活費は?車を買うお金や結婚式の費用は?」



「先生は財閥の息子だぞ?」



「黙ってろよ!」



…冴都が口を挟むな!
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