変態教師と私。【完】
「ま、みんなの良い機会だったんだな」



「だからって、相談してくれても良くない?」



「お前の返事を待ったら、10年は掛かる」



…どんだけだよっ!

薄情な兄貴め!

まぁ、元からそんなでもあるんだけどさ。



「これで一緒に入れて、お義父さんたちの喜ぶ顔が見れた。幸せだぞ?俺は」



「……っ」



そんな優しい表情で言われたら、もう賛成も反対もない。

「ありがとう」と言うまでだ。

しかし…家を壊してるって事は、今日から一緒でしょ?

部屋、綺麗だろうか。

埃が被ってたらどうしよう。
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