変態教師と私。【完】
濱浦にコーヒーを出して自室へ。

ネクタイをシュルッと抜き、カッターシャツのボタンを外す。

ベルトとスカートのホックも外して、下着姿のまま、箪笥を開ける。



「nice body」



「――ッ!!」



Tシャツとスエットを手にした私と、ドアに凭れながらニヤッとした濱浦。



「ざけんなコラァッ!!!!」



「うぉっ!」



私は本棚の辞書を投げ付け、大急ぎで服を着た。

どこまでも危ないヤツ。



「あーあ、せっかくの絶景を」



…こいつ…。

1発だけでも殴ろうか。

今は私、被害者なわけだし。
< 27 / 294 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop