変態教師と私。【完】
荷物を業者さんが運ぶ前に、私は母親と手分けして雑巾で床を拭いて行く。

兄貴は愛玲菜を裏庭で遊ばせて、自分はボーッとしてる。



「愛斗ー、先生ー?」



手伝いに来てくれた冴都とトモ。

頼んでたおにぎりを持って来てくれたトモに雑巾を渡して、私は1階で待機してる業者さんに、叫んだ。

いくら冴都たちが来ても、冷蔵庫とかは頼まないとね。

茶棚は備え付けにしたし、そこまで大きいモノもないけど。



「心愛?トモ君には下をお願いしたいの!器用そうだし呼んでくれないかしら」



母親が、私たちの仲間をコキ使うな!
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