変態教師と私。【完】
人材に恵まれたと、心底、思える。



「お迎え行って来るな?」



「よろしくね」



弘樹は7日から本格的に出勤。

今日は愛玲菜のお迎えに行ってくれるらしい。

ママ友は未だに苦手で、時間を遅らせてだけど。

最後の患者さんの受付を済ませ、先に上がらせて貰う事に。

タイムカードを押し、父親に声を掛けて5階まで家族・スタッフ用のエレベーターで上がろうとすると、兄貴がレントゲン室から現れた。



「何してんの?」



「撮影。歩き方がおかしい」



私は首を傾げながら、兄貴について行く。

歩き方に違和感もないし、ここは整形外科でもないのに、急に何故?
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