変態教師と私。【完】
兄貴は出来上がったばかりのレントゲンを持ち、空いてる診察室へ入った。

レントゲンなどを見るライト板にレントゲンをセットすると、骨の部分を投げた。



「内股気味だ」



「…撮影した時の角度じゃなくて?」



「室岡ームロオカー先生だな」



結局、専攻が外科である兄貴は、元々、救命医として勤務してた室岡先生の居る診察室へ入った。



「これが元のね……確かに、膝が入ってる」



「やっぱな」



…どう違うの;;

私には全くわからない。

食い入るように見つめるも、さっぱりだ。

ちょっとの誤差でも見抜くなんて、兄貴も医者になる人間なんだね。



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