変態教師と私。【完】
呆然とする私の前で、「イェーイ!!」と、声が上がる。



「先生ー!寂しいよー!」



中には、そんな言葉も聞こえて来たけど。



「濱浦先生、一言」



「俺ですか;;」



「男なんだから当然」



男とか、関係あるんだ。

…初めて知った。



「無理です。心愛が良いですよ」



「何で私なわけ?」



「たく…貸しなさい!」



お互いにマイクを握る事も出来ずに居ると、冴都が再びマイクを持った。



「シャイな2人に代わり、俺が話します。えーっと先ず、心愛は俺と付き合った時期がありまして、その頃から…」



…そんな話はいらんだろ!

私は弘樹と穣さんを連れ、料理やケーキが並ぶテーブルへと行った。
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