変態教師と私。【完】
見てわかる…手作りだと。

味でわかる…兄貴が作ったモノ。



「兄貴は?」



「…遅刻」



「家庭科室で着替えてるんじゃないの?穣さん」



「バレてたか…(笑)」



…バレるでしょうよ。

兄貴の料理で、餓えを凌いだ日もあるし?

昔から、何をしても敵わなかった。

勝てるのは、口数の多さだけ。



「愛斗の久々だ」



「だ…」



「先生!私の事、覚えてる?」



「私の事は?」



「先生、何でメールくれなかったの!?」



私の隣につい数秒前まで居たのに、一瞬で教え子の女の子に囲まれた濱浦。

…こいつ…。

絶対、他の女子のお尻も求めたな?
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