変態教師と私。【完】
弘樹は私の気持ちを理解したのか、微笑み、頷いてくれた。



「ありがとな、心愛」



「弘樹がお礼を言う必要はないでしょ?もう夫婦だし、当然なんだよ」



お互いに、子作りに燃えたのか、ニヤニヤとした笑みが浮かぶ。

食事を終え、手を繋ぎながら店を出た。



「なぁ、車でヤってみるか?」



「狭いから、家でね」



本気になってる弘樹にエンジンを掛けさせる。

しかし、左手は私のデニムのボタンを外して、ファスナーを下ろして来た。



「も…ダメ、だって…!」



前を向いてるのに。

…器用過ぎっ!!
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