変態教師と私。【完】
私はその声の中に、聞き覚えのある声を見付けた。



「あの野郎…よくも隠してやがったな…!!!!」



兄貴に何があったのか、わかった。

…許すまじッ!!



「心愛??」



「てめぇも来いッ!!」



こうなれば道連れだ。

兄貴と2人、説教してやる。



「出て来い江上――ッ!!」



「黙れジジィ――ッ!!!!」



ーードンッ

私は愛玲菜のママと逃げた男に、飛び蹴りを喰らわせた。

男の隣には、愛玲菜のママであり、元の私の友人、石田環菜ーイシダカンナーが立ってる。

嫌な記憶だけを残して消えた環菜が。
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